日日遊心

幸田露伴の歴史小説【運命】の現代語勝手訳その他。Done is better than perfect.無断転載お断り。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「更級日記」朗読を終えて

先日、更級日記の全文朗読を終えた。 まだ自分の中で整理がついてなく内容も結構忘れてしまったがとりあえずその感想をとりとめなく記す。 随時、加筆修正したい。 ・読む前は更級日記って絶対蕎麦と関係あると思ってた。 まあ全くの間違いというわけではな…

幸田露伴【運命】36

【訳】 盛庸ははじめ耿炳文に従い次に李景隆に従ったが~。済南の防御、徳州の回復に才能を認められて平燕将軍となり、陳暉、平安、馬溥、徐真らの上官となって呉傑、徐凱らとともに燕を討つ任に当たった。庸は呉傑、平安に西の定州を守らせ、徐凱を東の滄州…

幸田露伴【運命】35 「済南城の戦い」

【訳】 山東参政の鉄鉉は儒者から身を起こし、かつて疑獄事件を裁判して太祖の信任を得て、鼎石という字をうけたまわった者であった。 北征軍が出ると兵糧を~景隆の軍のもとに赴こうとしている最中、景隆軍が潰滅し諸州の城がみな情勢をみて燕に降伏してし…

幸田露伴【運命】34 「白溝河の戦い」

【訳】 年は改まり建文二年となった。燕では洪武三十三年である。燕王は正月の酷寒に乗じて、蔚州を下して大同を攻めた。李景隆は出軍しこれを救おうとしたが燕王はそれより早く居庸関に入って北平に帰ったので、景隆の軍は寒さに苦しみ、移動するに疲れて戦…

詳説世界史研究17

【サータヴァーハナ朝】 サータヴァーハナ朝。海の道。 【グプタ朝・インド古典文化の黄金期】 チャンドラグプタ1世。グプタ朝。チャンドラグプタ2世。法顕。ナーランダー僧院。サンスクリット。ヒンドゥー教。マヌ法典。マハーバーラタ。ラーマーヤナ。カー…

詳説世界史研究16

【都市国家の成長と新しい宗教の展開】マガダ国。ガウタマ=シッダールタ。仏教。仏典結集。ヴァルダマーナ。ジャイナ教。ウパニシャッド哲学。 【マウリヤ朝とアショーカ王】マウリヤ朝。チャンドラグプタ王。アショーカ王。上座部。【クシャーナ朝と大乗仏…

幸田露伴「運命」33

【訳】 以前上奏して諸藩を削るのを諫めた高巍は、言が用いられず、ついに天下動乱になったのを嘆いて、書を奉って、私をどうか燕に使わして一言述べさせてくださいと願い、許されて燕に至り、書を燕王に奉った。 その概略はこうである。 太祖が亡くなってか…

詳説世界史研究15

【インドの風土と人々】モンスーン気候帯。インド=アーリヤ系。ドラヴィダ系。【インダス文明】インダス文明。モエンジョ=ダーロ。ハラッパー。 【アーリヤ人の進入・ヴェーダとヴァルナ制の成立】アーリヤ人。リグ=ヴェーダ。ガンジス川。ヴァルナ制。バラ…

詳説世界史研究14

【ローマの生活と文化】ラテン語。コロッセウム。ローマ法。万民法。ローマ法大全。キケロ。ウェルギリウス。リウィウス。タキトゥス。プルタルコス。プトレマイオス。アウグスティヌス。

詳説世界史研究13

【専制君主政】ディオクレティアヌス帝。専制君主政。コンスタンティヌス帝。コンスタンティノープル。【西ローマ帝国の滅亡】テオドシウス帝。東ローマ帝国(ビザンツ帝国)。西ローマ帝国。 【原始キリスト教】キリスト教。イエス。ペテロ。パウロ。使徒。…

詳説世界史研究12

【ローマ帝国】アウグストゥス。元首政。ローマの平和。五賢帝。トラヤヌス帝。【3世紀の危機】マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝。軍人皇帝の時代。コロヌス。コロナトゥス。

詳説世界史研究11

【内乱の1世紀】グラックス兄弟。スパルタクス。ポンペイウス。クラッスス。カエサル。三頭政治。ガリア遠征。ユリウス暦。アントニウス。レピドゥス。オクタウィアヌス。クレオパトラ7世。アクティウムの海戦。

詳説世界史研究10

【地中海征服】分割統治。カルタゴ。ポエニ戦争。属州。ハンニバル。ザマの戦い。【ローマ社会の変容】ラティフンディア。閥族派。平民派。

詳説世界史研究9

【エトルリアとローマ】ラテン人。ローマ。エトルリア人。【ローマ共和政の成立】貴族。平民。コンスル。元老院。護民官。平民会。十二表法。リキニウス・セクスティウス法。ホルテンシウス法。独裁官。

詳説世界史研究8

【ヘレニズム文化】ヘレニズム文化。世界市民主義。エピクロス派。ストア派。エウクレイデス。アルキメデス。ムセイオン。

詳説世界史研究7

【アレクサンドロス大王とヘレニズム時代】アレクサンドロス3世。東方遠征。アレクサンドリア。アンティゴノス朝マケドニア。セレウコス朝シリア。プトレマイオス朝エジプト。ヘレニズム時代。

詳説世界史研究6

【ギリシアの生活と文化】オリンポス12神。ホメロス。ヘシオドス。アイスキュロス。ソフォクレス。エウリピデス。アリストファネス。イオニア自然哲学。タレス。ピタゴラス。ソフィスト。ソクラテス。プラトン。アリストテレス。ヘロドトス。トゥキディデ…

幸田露伴「運命」32

【訳】 景隆は大軍功なく、退いて徳州の守りについた。黄子澄はその敗北を帝に報告せず、十二月になってかえって景隆に太子太師の官に就かせた。燕王は南軍を寒さに乗じて奔命に疲れさせようと軍勢を出して広昌を攻めてこれを降伏させた。 【原文】 景隆が大…

詳説世界史研究5

【アテネ民主政の歩み】ソロン。僭主政治。ペイシストラトス。クレイステネス。陶片追放。【ペルシア戦争】テミストクレス。デロス同盟。【アテネ民主政の完成】ペリクレス。民会。直接民主政。【ペロポネソス戦争】デマゴーグ。【ポリス社会の変容】テーベ…