徒然草 第22段 感想
兼好の尚古趣味は他の段にも散見されるが、この段を読むと趣味というような軽いものではなく、もっと激しく切実なものが感じられる。
あたかも自分は生まれる時代を間違えた、もう少し早く生まれたかったと言いたげである。
彼が理想とする時代がいつなのかちょっとわからないが、時代とのズレをどうしようもなく感じている者の溜息を聞いた気がした。
兼好の尚古趣味は他の段にも散見されるが、この段を読むと趣味というような軽いものではなく、もっと激しく切実なものが感じられる。
あたかも自分は生まれる時代を間違えた、もう少し早く生まれたかったと言いたげである。
彼が理想とする時代がいつなのかちょっとわからないが、時代とのズレをどうしようもなく感じている者の溜息を聞いた気がした。