成功したければ「あきらめ力」が肝心
一事を必ずなさんと思はば、他の事の破るるをもいたむべからず、人の嘲りをも恥づべからず。
万事に代へずしては、一の大事なるべからず。(徒然草・188段から抜粋)
余計なことをやめる。あきらめる。
すると大願を成就するための力が手に入る。
僕はこの段を読んでだらだらと続けていた翻訳の勉強をやめた。
だらだら、といってもずっと続けていたことだから、痛みはあったし今もある。
でもあきらめることで手に入るモノって実は大きい。
家族って大事だと改めて気づかされたし、健康維持のためのストレッチがいかに不足してたかも実感できた。
何より時間にゆとりが生まれたことで、あれこれがっつかずに済むようになり本当にやりたいことに集中できるようになった。
しがみついていた手を放すことで自由になれたのだ。
「せっかくここまでやってきたのに、途中でやめるのなんてもったいないよ」
そんな反論があるかもしれない。
かつての僕がそうだったように。
しかしこの「もったいない思考」こそが大願成就を妨げているのだ。
あれもこれもと欲張るのをやめて、本当に成し遂げたいことだけにフォーカスし、一点突破しろ。
700年前の兼好からのメッセージである。
ちなみに自分は一点突破できてません(^_^;)