2021-04-26 インビジブル 雑記 今の時期、天気の良い日に散歩していると黒く丸っこい蜂がよくホバリングしてるのに出くわす。蜂は空中にふわふわ浮かびながらしきりにからだの向きを変え周囲を窺っているのだが、その機械的で精確な動きを観ているとあたかも何者かがこの蜂の目を通してこの世界を覗いているような気がする。蜂の目はいわば潜望鏡のレンズであり異次元に潜む誰かが潜望鏡の向きを変えつつ、この世界を観察しているのだ。 僕はその見えない観察者の姿が見たい。