日日遊心

幸田露伴の歴史小説【運命】の現代語訳、読書日記その他。Done is better than perfect.無断転載お断り。

2021-08-10から1日間の記事一覧

🌟幸田露伴『運命』について

・『運命』(うんめい)は、幸田露伴が雄大な叙事詩調で描く文語体の歴史小説。初出は雑誌『改造』1919年(大正8年)4月創刊号に掲載。 概説1398年、明朝の太祖洪武帝が崩じ、孫の建文帝が即位した。心やさしいが気弱な22歳の皇帝だった。 皇帝の地位安定の…

幸田露伴【運命】40

【訳】 呉傑、平安は、盛庸の軍の救援に向かおうとして、真定より兵を率いて出たが、あと八十里というところで盛庸の敗れたことを聞いて真定へ戻った。 燕王は真定の攻めがたいのをみて~と流言して、呉傑らを誘い出した。 呉傑らはこれを信じてついに滹沱河…