日日遊心

幸田露伴の歴史小説【運命】の現代語勝手訳その他。Done is better than perfect.無断転載お断り。

2021-04-14から1日間の記事一覧

幸田露伴「運命」13

七国の事、七国の事、嗚呼何ぞ明室と因縁の深きや。洪武二十五年九月、懿文太子の後を承けて其御子允炆皇太孫の位に即かせたもう。継紹の運まさに是の如くなるべきが上に、下は四海の心を繫くるところなり。上は一人の命を宣したもうところなり、天下皆喜び…

打ちのめされるということ。

どんなことにも偉大なパイオニアというのはいるもので、こんなことしたのは自分が最初だろうと得意になってたら先人がとっくの昔にやっており、しかも自分よりはるかに上手にかつ徹底してやっていたのに気づいてがっくり、という経験がある。決して愉快では…